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ONTARIO OUTDOOR ADVENTURES |
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![]() ![]() SUMMER 2005 Backyard |
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| カヌーの季節・水生動物の季節 長い足でじっとたたずみ小魚やかえるなどの獲物を待ち構えている大きなアオサギ、平和で時間がストップした様なこうした光景がビーバーポンドや湿原、湖畔などアルゴンキン公園の至る所で目にする事が出来ます。カヌーツアーでこうした光景に出くわすと、彼らを脅かすこと無くいかにして音を立てずにそーっと近くまで寄れるか試してみたくなるのです。青色がかった灰色の大きな体に長い首、槍の様に鋭く大きな黄色いくちばしの容姿と「グワー」と静寂を破る声はどことなく太古の恐竜を思わせます。普段は1羽で狩りをする事が多いのですが、巣は島などの針葉樹の上にコロニーを作って生活しています。一本の木に幾つかの巣があるので、糞により次第に木は枯れてしまいます。羽を広げると1.5〜2mにもなりますが、時には驚くほど高い木に留まっていたり湿原の中では萱や葦などに混じりうまくカモフラージュして大きな体に気づかない事もしばしばです。 また公園内で良く見かける水鳥にブラックダックというカモがいます。彼らは1970年代からマラードというよりカラフルなカモに取って変わられようとしています。しかしながら比較的冷水で岩盤の多いアルゴンキンでは彼らの好む餌が少ない事からその速度はさほど早くはありません。最も良く見るカモは何と言っても薄くギザギザの付いたクチバシを持つコモンマーガンサーでしょう。オスは白黒のはっきりした体色ですが、春先の営巣活動が終わると北極圏へ移動してしまうので、カヌーの季節に見かけるのは頭が茶色いメスとその子供たちだけです。彼らは湖畔の浅瀬にいる小魚を好むので湖畔に列をなしている光景を良く見かけます。 カヌーツアーでは岸辺で遊ぶカワウソ達も良く見かけます。運が良ければ遊び好きで恐怖心より好奇心の強い彼らから近寄って来るかも知れません。カヌーの上からブタの鳴きまねの様な音を出すと、彼らの出す音に似ている為か向こうからカヌーに近づき水面から顔を出したり引っ込めたりかくれんぼをするかの様なしぐさを見せてくれます。泳ぎが得意でほとんどを水中で過しています。小魚やエビなどが主食ですが時たまジャコウネズミやカモなども襲いその獰猛な性格はイタチ科と分かると納得します。彼らはアルゴンキンの環境に良く適応し、四季を通して良く見かけるアルゴンキンを代表する野生動物の一つと言えるでしょう。 さあ、皆様もぜひ私達とこの夏カヌーツアーに参加しこうしたすばらしい光景を思う存分楽しんでください。 Wishing you Happy Trails! |
ホリー ブレフゲン 両親の影響で幼い時から自然に親しむ。85年、スキーテレマーク社設立。オンタリオ・アウトドアー・アドベンチャーズ代表取締役。 1児の母でもある。 |
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| アルゴンキンの水鳥達 カヌーの季節、アルゴンキン公園のインテリアをカヌーで巡っていると、ルーンを始め実に多くの水鳥達に出会う事が出来ます。カヌーからだと僕らも同類の水鳥に思われるのか驚くほど近づく事が出来るのです。ルーンは2001年の夏号でも紹介した通り水質のバロメーターになり、オンタリオ州の州鳥でもあります。今回はこうした公園で良く見かける3種の水鳥達をご紹介します。 グレート ブルーヘロン Great Blue Heron/Ardea herodias コウノトリ目サギ科 和名:アオサギ 青みがかった灰色の羽、黄色く長いくちばしが特徴で体長100cm〜130cm、羽を広げると1.8mにもなりオンタリオ州で見られる鳥の中でも最大級である。日本の近種であるアオサギも体色はほとんど同じであるが、体長90cmと一回り小さくなっている。サイズの大きい割には湿原やビーバーポンドなどの水際で魚やかえるなどの獲物を狙う間はじっと動かない為、彼らの存在に直ぐ気づかない事が多い。そればかりか、カヌーでかなり近くに近づいてもなかなか逃げず良いシャッターチャンスを与えてくれる。サギ科なので、巣は木の上などに枝を積み重ねて作り、幾つかの巣が集まるコロニーを作る。アルゴンキン公園内では約25箇所ほどのコロニーが毎年確認されているが、一つのコロニーは5〜15ケの巣から成り立ち比較的小さくまとまっている。短い夏と捕食出来る餌が少ない事の証である。冬は北米南部で越冬する。 彼らのサイズや色形から見間違う事はあまりないが、その飛行形態にも大きな特徴がある。カナダ雁や白鳥など首の長い鳥は通常首を伸ばして飛行するが、彼らの飛行中は長い首をS字型に折りたたんで飛ぶ為遠くからでも見分けがつく。また、狩猟中はこの伸縮性の首を、矢のように素早く延ばし長いくちばしで獲物を捕らえる事が出来る。 コモン マーガンサー Common Merganser/Mergus merganser カモ目カモ科 和名:カワアイサ 湖の岸辺や浅瀬で、10羽前後の子供を連れた姿を良く見かける。母親の後を一生懸命ついて回る様は愛嬌があるが、とても警戒心が強いのであまり近づく事は出来ない。ルーン同様、雪解けと共に南部の越冬地からアルゴンキンへ飛来し、木の穴や鳥の古巣などで営巣を始める。日本には北海道を除き冬鳥として飛来する。体長64cmでオスは白い体に黒い羽、頭は深緑色をしている。メスの色は全く違い体は灰色、首から頭全体が栗色で冠羽と呼ぶふさふさした長い毛があるのが特徴。また、他のカモと違い、潜水して小魚を捕食する。その為カモの様な平らなくちばしでは無く、滑り易い魚をしっかり捕まえられる様、細長いくちばしには歯の様なギザギザがついている。営巣が終わるとオスはメスから離れ北極圏で夏を過ごす。夏の間15〜25匹の子育てはメスの仕事となるので、カヌーツアーの時期見るのはメスと子供だけである。 アメリカン ブラックダック American Black Duck/Anas rubripesカモ目カモ科 和名:アメリカガモ 水草の生えた湖岸や川岸で頭を水に突っ込みお尻だけ出し、せっせと水草や浮遊している穀物などを捕食している姿を良く見かける。姿やサイズが日本のカルガモに良く似ていて、雄雌が同色であるのも同様である。日本にも渡り鳥として越冬するマラード(マガモ)に非常に近い種類である。従来は西部のマラード、東部のブラックダックという住み分けが出来ていたが、1970年代以降環境の変化の為かマラードが東部に急速に広がり、ブラックダックとの交配が進んでいる。一時は東部の病原菌などに対する免疫が弱い事からさほど広がらないと見られていたが、交配により近年免疫力の持ったマラードが生まれ、広がる速度が加速されている。それでもアルゴンキン公園内で見るのはこの固有種のみである。 |
![]() じっと獲物を待つグレートブルーヘロン ![]() マーガンサーの親子
せっせと餌を食べるブラックダック |
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| 遊び好きなカナダカワウソ カヌーツアーをしていると、湖の岸辺で遊んだり泳いでいるカワウソに出会うことも少なくありません。去年の夏、テイピーレイクという湖を漕いでいると岸辺にいた4〜5匹のカワウソが水に飛び込み僕らのカヌーに平行して暫く泳ぎ続け、彼らに遊ばれている様な感じを受けました。また、土手や雪上を滑り台代わりにして遊ぶ習性がある事でも知られカヌーツアーのルートには「オッタースライドレイク(カワウソの滑る湖)」という名前の付いた湖や川がある程です。日本では既に絶滅したとも言われている動物ですが、アルゴンキンではこうした野生のカワウソ達を観察する事が出来るのです。今回はこのカワウソをご紹介します。 リバーオッター River Otter/Lontra Canadensis イタチ科 カワウソ属 和名:カナダカワウソ 世界に13種ほど生息し、細長い尾を入れると体長90cm〜130cm、体重5キロ〜11キロとイタチ科の中では最大級。小さな耳は潜水中閉じるのが容易で、頭の上方に付いた目も水面から外を偵察するのに適し、流線型の体型と細長い尾、両足には水掻きが付き水泳が得意なイタチである事が伺える。水泳が得意な動物は得てして陸上移動が苦手であり、カワウソも素早くは動けないが土手を駆け下りたり、雪上を滑り落ちたりする事も出来る。小さな顔の割にヒゲが長く愛嬌のある顔であるが、ミンクやテン同様イタチ科なので気性は荒い。主な餌は、エビ、貝、カエルや小魚、水生昆虫などであるが時折ジャコウネズミやカモなども捕食する。多くの湖沼、川が網の目の様に張り巡らされたアルゴンキンはカワウソにとって最高の生息環境である。厳しい冬のアルゴンキンでは、オオカミやムースなど陸上動物にとって冬の間いかに餌を確保するかが翌年のサバイバルにつながるが、結氷しても湖の底には魚や甲殻類などは生息しているのでカワウソ達は冬の間も捕食には困らないのである。彼らの巣は土手の穴やビーバー、ジャコウネズミの古巣を利用するので入り口も水中からとなり、ビーバー同様外敵から身を守れるのである。春先に発情期を迎えるが、妊娠期間が長く子供が生まれるのは翌春で平均2〜3匹生む。成長は早く3ヶ月程で巣から出て狩を始め、約半年で一人前となるが翌春まで家族と行動を共にしてから巣離れする。成熟するのは2年〜3年で、寿命は約15年である。イタチ科の中で一番声を発生させ音にも敏感である。鳴き声は鼻を鳴らすような音や口で息を吐く様な音を出す。カワウソに出会った際ブタの鳴き真似をすると、こちらに関心を寄せちょとしたコミュニケーションがはかれて面白い。 日本では絶滅寸前の特別天然記念動物 日本では大正・昭和初期に毛皮目的で乱獲され生息数が激減した為、1928年捕獲禁止となった。しかしながら戦後の高度成長期に開発や護岸工事、水質汚染が進んだ為彼らの好む生息環境が激減し、生息数の減少に拍車がかかってしまった。1965年特別天然記念物に指定されたが既に遅く、1979年に高知県で生息が確認されたのが最後である。現在、環境省のレッドリストでは絶滅危惧 I A類 (CR)としているが、既に絶滅した可能性が高いとされているのは残念である。 |
![]() 愛嬌のある顔をしたカナダカワウソ ![]() 岸辺で戯れている家族 ![]() 水面から顔を出しこちらの様子を伺っている。 |
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| Editor: Katsu Sakuma Special thanks :The Friends of Algonquin Park , Ontario Parks Photo credit: Katsu Sakuma References: "Mammalss of Alqonquin Provincial Park" by The Friends of Algonquin Park,"Birds of Alqonquin Provincial Park" by The Friends of Algonquin Park |
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